一匹狼の男が体験した過去の恋愛

◆協調性がない20代男性サラリーマンの日常
小学生のころに同じクラスの女子から告白されて付き合い始めたのですが、わずか一週間で振られてしまったという過去が私にはあります。それ以来、私は人付き合いにストレスを感じるようになりました。あまり体が丈夫ではないので、できる限りストレスフリーな生活を目指します。

 

職場では同僚や先輩の仕事量が多くて困っていても、見て見ぬふりをして定時に退勤します。部署の飲み会に誘われても、狭い室内に複数人が集まる環境が嫌いなので一度も参加したことがありません。

 

もちろん私が主役の新人歓迎会も欠席しました。そんな協調性が皆無な私の趣味は、一人だけで飲食店を利用することです。いわゆるおひとりさまです。最近ではグループの利用を大々的に歓迎している居酒屋にも堂々と立ち寄ることができるようになりました。

 

◆食べ放題のお店に運命の女性がいた
無性に焼肉が好きなだけ食べたくなった私は、職場近くにある食べ放題のお店に足を運びました。見覚えのある顔の女性店員さんが対応してくれたのですが、特に会話は広がらず退店時間まで焼肉を堪能しました。

 

会計も同じ店員さんが対応してくれて、私の顔をまじまじと見ながら私の名字を言い当ててきたのです。彼女は高校時代の同級生でした。何やらレシートの裏に書かれているかと思いきや、それを渡されました。帰り道に書かれた内容を確認すると、携帯の電話番号でした。

 

◆恋愛は楽しいものだと気づけた
食べ放題のお店を利用した翌日、レシート裏に書かれた電話番号に電話をかけてみました。どうやらイタズラではなかったようです。

 

高校時代には全くと言っていいほど話さなかった女性と電話越しのトークを楽しむことになり、実は私のことが好きだったのだと打ち明けられて驚きました。このチャンスを逃せば二度と女性と交際できないと思ったので、すぐに前向きな返事をしたのです。

 

週末にレンタカーで海へ行くなど、カップルらしいことを多く楽しみました。恋人がいる私は仕事にも積極的に向き合えるようになり、次第に協調性がある人間へと変わっていったのです。

 

◆急に終わった春
温泉好きな彼女を喜ばせるために複数の旅館のパンフレットを見比べていたとき、自宅のインターホンが鳴りました。訪ねてきたのは彼女です。

 

海外に住む弟をサポートするためにカナダで生活するので、別れたいとのことでした。本当か嘘かはわかりませんでしたが、とりあえず話を受け入れて別れることになりました。交際期間は半年でしたが、彼女と過ごした日々はとても楽しかったです。